資格も経験もない私がどうやってネイリストになれたのか

副業・働き方

こんにちは。Muunです☆

わたしは13年間ネイリストとして働きました。

元は全く違う仕事から、ネイリストになった体験談をお伝えします。

少しでも、参考になれば嬉しいです。

ネイルスクールへ通うきっかけ

エステティシャンとして働いており、お客様へネイルサービスをするイベントが開催されました。

綺麗なネイリストのお姉さんがネイルをすると、みんなとっても嬉しそう。

隙間時間に、簡単なストーンアートを教えてもらったところ衝撃を受けました。

「少しの工夫でこんなに可愛くなるんだ♡」

それがきっかけで、田舎に1つしかないネイルスクールへ働きながら通うことを決めました。

学びのステップ

今はいろんなコースがありますが、当時私が通ったネイルスクールにはコースが1種類しかありませんでした。

しかも、ネイルの検定試験用でした。

検定試験を受けるつもりは全くなかったけれど、仕方がない。

「せっかくなら合格したい」そんな思いでした。

3ヶ月後の、ネイリスト技能検定2級の試験に向けて、何も考えずにひたすら練習しました。

未経験で3ヶ月間、どのくらい練習したの?

仕事が休みの日は1日中ずっと練習。ネイルケア、マニキュア、フラットアートの試験なので、甘皮カットの練習のためにモデル探しが大変でしたね。自分、友達、友達の友達、家族、スクール生同士でも練習しあいました。始めの頃は、怖くて甘皮が残りまくり or  出血…。

モデルになってくれた皆さん、ごめんなさい。ありがとう♡

田舎なのに試験はどうやって受けたの?

試験当日、朝はやく出発して東京の試験会場までモデルさんと一緒に移動しました。試験会場は、すごい緊張感で、手が震えないように平静を保ちながら試験を受けました。筆記と実技の試験ですよ。

結果は…どうだった?

無事に合格できました♡感謝♡

その半年後、今度は1級の試験があったので、続けて練習を継続することにしました。

すごいね!おめでとう!

次の1級試験では、合格まではどのような練習をどのくらいをしたの?

スカルプチュアの検定なので、最初は同じサイズの丸い玉をひたすら作る練習からはじめました。

難しいのは、気温やモデルさんの爪の体温で固まる速度が変わることです。

あったかいと固まるのが早いし、寒いと時間がかかる。

どんなコンディションでもできるようにしないといけないのです。

慣れてきたら、通称ハンド君(木でできた手)や、自分や友達の爪で練習です。

試験3ヶ月前くらいからは、試験用の長さと形、3Dアートを時間内に終わらせる練習をします。試験当日のモデルさんの爪に合わせて練習するけど、万が一を考えて第2候補のモデルさん用でも練習。

さらに試験日は、手が震えたり緊張して失敗もすることを見据えて10分前には終わるように

意識して練習していました。

1級の合格率は40%くらいみたいだけど、結果はどうだったの?

無事合格できました♡頑張りましたね。

自分の爪で何回も付けて、取ってを繰り返すので爪が薄くなり、水が沁みるほど練習してましたね。でも、できなかった事ができるようになる。これが楽しすぎて、今でも思い出すとワクワクします。

爪のモデルさんてどうやって探すの?

試験日のモデルさん選びって、私は一番大切だと思っていました。

モデルさん次第で結果は変わると思っていたからです。

爪が綺麗なともだちがいないか、周りに聞きまくりました。

その中でも、私が重要視していたのはこちらです。

  • 爪の形が縦に長い
  • 手が綺麗でささくれなどがない
  • 爪が大きすぎない
  • 時間と約束が守れる
  • ネイリストの検定試験の重要性を理解してくれている

爪は横に太いよりも縦に長い方がスカルプ映えしますし、できれば指も長くて手が綺麗な方が良いです。

私はネイルオイルを大量にお渡しして、保湿をお願いしていました。

さらに欲を言うと、試験においては爪のサイズ感は小さい方が良いです。

理由は早く終わるから。

形が綺麗でも爪が大きいと、スカルプをピカピカに磨く工程などで時間が余分にかかりますよね。

試験当日は、時間がタイトです。

なので、理想は手と爪の形が綺麗でサイズ感小さめ

また、試験会場のモデルさんには、態度が良くない方もいらっしゃいます。実技と筆記の待ち時間などでも、見られています。本当に合格したいのであれば、モデルさんへこの試験に向けてどれだけ頑張ってきたのか、重要なことなのかをお話されるのも良いと思います。

就職・働き始めた頃のリアル

どうやって働き始めたかと言うと、1級取得後、通っていたネイルスクールのオーナーから、東京支店で働かないかと声をかけられたことがはじまりです。

働きはじめは大変だった?

とっても大変でした。

趣味だったスクール時代とは違って、お金をもらい責任がともなうお仕事となりましたからね。

はじめは、雑用と先輩のヘルプからです。

もう、何でもやります

だって、売上を上げていないのに給料が発生していますから。

さらに、2日に1回は仕事前にモデルさんを呼んで練習し、先輩からフィードバックを貰います。

当時はかなりロングのスカルプチュアもメニューにあったので、本当に大変でした。

先輩たちに、これならお客様にできるね。って言ってもらえたらようやくデビューとなります。

新人さん時代の1日はどんな感じ?

練習日は、朝9時前から練習を開始。

12時から21時までサロンワーク。

掃除をしてお家に着くのは22:30以降。

休みは週1回。

毎日ヘトヘトだったのを覚えています。

サロンのテストに合格しても、お客様は私のネイルに満足していないような気がしてしまって、練習日以外も自主練もしていました。

実際は上手くできずに何回も裏で悔し泣きしたし、指名が付かずに悩んだりもしました。

辞めたいと思わなかったの?

辛い時期もありました。

でも辞めたいより、上達したい気持ちが強かったんです。

練習していれば多少は上達していきます。

誰でも最初は未経験ですし、どんな仕事もいつか1人で普通にできるようになる日がきます。

自信がついてきたら、自然と指名をいただけるようにもなりました。

さいごに

今回の体験談は、スカルプチュアのロングネイルが中心の頃のものです。今は、ジェルネイルが主流ですし、充実した材料も教材もたくさんあるので、昔ほど過酷な練習をしなくてもセンスがある人はできちゃうと思います。

ネイリストは「未経験でも挑戦できる」「大変だけどやりがいは大きい」仕事です。

好きを仕事にして楽しんでいきましょう☆